日本シュリンク包装卵協会目的

平成4年に日本の鶏卵生産量は250万トンに達し、爾来そのレベルの生産量を保っており、5000億円産業としては安定したものになっています。 テーブルエッグとしての流通量は鶏卵家計消費量が示している様に、約50%であり、残りが加工用、業務用鶏卵となっております。平成11年11月には、度々起こった卵由来によるサルモネラ中毒を避けるために食品衛生法が卵へ適用されました。その結果、鶏卵販売には賞味期限表示が必ずなされる様になり、サルモネラ事故の減少に繋がりました。シュリンク包装卵はサルモネラ対策の結果開発された包装形態であり、業界のサルモネラ事故減少に大いに寄与している包装形態であります。このシュリンク包装卵を業務用のユーザーに広くご紹介し、より安心・安全な業務用鶏卵の流通量を増加させることが、日本シュリンク包装卵協会の目的であります。シュリンク包装卵のますますの拡大を目指し、日本シュリンク包装卵協会では、以下のシステムを構築致しました。

  1. 鶏卵のサルモネラ対策基準
  2. 対象とする鶏卵生産者の守るべき農場生産管理基準
  3. 対象とする鶏卵流通業者の守るべきGPセンター管理基準
  4. これらの基準が守られているかどうか判定する第三者による定期査定制度

上記のシステムを導入することにより業務用鶏卵商品の全国的な規格の統一ができます。規格を統一した商品には、当協会の認証シールを貼付し全国的な統一商品とします。また環境問題は鶏卵流通業、業務用ユーザーにとっても非常に大きな問題となっており、環境にやさしい業務用鶏卵商品の研究・開発も当協会の目的です。